冬ごもり こらえこらえて 一時に 花咲きみてる
春はくるらし
                 野村望東尼
               
(ふゆぐもり こらえこらえて いっときに はなさき
 みてる はるはくるらし)

意味・・冬の間は引きこもっていて、厳しい寒さをひたすら
    じっとこらえていると、いっきに花が咲き満ちる春
    が来るものだ。人生もこれと同じである。

作者・・野村望東尼=のむらもとに。1806~1867。幕末の
    志士達の活躍を陰で支えた。

出典・・防洲日記。