たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の
咲ける見る時         

                  橘曙覧

(たのしみは あさおきいでて きのうまで なかりし
 はなの さけるみるとき)

意味・・私の楽しみは、朝起きて何気なく庭に目を
    やると、昨日まで無かった花があざやかに
    咲いた時です。その感動は大きいものです。

    アメリカの元クリントン大統領はこの歌を
    来日の演説に取り入れています。
    日々新しい難題が生まれて来る世の中であ
    るが、日一日新たな日と共に確実に新しい
    花が咲き物事が進歩して、人々の友情を育
     (はぐく)む関係改善の兆しを見つけた時が
    私の喜びです。


     私の楽しみは、苦難が生じる日々の中で、
    難題を乗り越えて花を咲かす時が楽しみです。

作者・・橘曙覧=たちばなあけみ。1812~ 1868。
    早く父母と死に別れ、家業の紙商を異母弟
    に譲り隠棲した。福井藩主と親交を持つ。

出典・・岩波文庫「橘曙覧全歌集」。