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窓ちかく 吾友とみる くれ竹に 色そへてなく
鶯のこえ
                後西天皇
           
(まどちかく わがともとみる くれたけに いろそえて
 なく うぐいすのこえ)

意味・・窓近くに生えて、我が友として見ている呉竹の
    その色に、音色という色を添えて鶯が鳴いてい
    る。

    清々しく思っている竹園、しかも鶯が来て鳴い
    ている心地よさを詠んでいます。

 注・・くれ竹=呉竹。はちくの異名。直径3~10cm、
     高さ10~15m。

作者・・後西天皇=ごさいてんのう。1637~1685。

出典・・万治御点・まんじおてん(小学館「近世和歌集」)