易水にねぶか流るる寒さかな
蕪村
(えきすいに ねぶかながるる さむさかな)
意味・・昔、「易水寒し」と壮士荊軻(けいか)が吟じた
易水は、今も流れている。ふと水面に目をやる
と、だれか洗いこぼしたらしい葱(ねぎ)が浮き
沈みしながら流れてゆく。「壮士一たび去って
復(ま)た還らず」という詩意も思いあわされ、
この流れ去る葱の行方を見つめていると、ひと
しお川風の寒さが身にしみるものだ。
注・・易水=中国河北省易県付近に発し大清流に合流
する川。秦の始皇帝を刺すために雇われた剣客
荊軻(けいか)が旅立つにあたり、易水のほとり
で壮行の宴が張らた。そのおりに吟じた詩に
「風蕭蕭(しょうしょう)として易水寒し。壮士
一たび去って復た還(かえ)らず」があります。
(意味は下記参照)
ねぶか=根深。葱(ねぎ)の別称。
壮士=人に頼まれて暴力で事件の始末をする人。
蕪村
(えきすいに ねぶかながるる さむさかな)
意味・・昔、「易水寒し」と壮士荊軻(けいか)が吟じた
易水は、今も流れている。ふと水面に目をやる
と、だれか洗いこぼしたらしい葱(ねぎ)が浮き
沈みしながら流れてゆく。「壮士一たび去って
復(ま)た還らず」という詩意も思いあわされ、
この流れ去る葱の行方を見つめていると、ひと
しお川風の寒さが身にしみるものだ。
注・・易水=中国河北省易県付近に発し大清流に合流
する川。秦の始皇帝を刺すために雇われた剣客
荊軻(けいか)が旅立つにあたり、易水のほとり
で壮行の宴が張らた。そのおりに吟じた詩に
「風蕭蕭(しょうしょう)として易水寒し。壮士
一たび去って復た還(かえ)らず」があります。
(意味は下記参照)
ねぶか=根深。葱(ねぎ)の別称。
壮士=人に頼まれて暴力で事件の始末をする人。
作者・・蕪村=ぶそん。与謝蕪村。1716~1783。池大雅
とともに南宗画大家。
出典・・おうふ社「蕪村全句集・1412」。
参考の詩です。
風蕭蕭(かぜしょうしょう)として易水寒し。壮士一たび
去って復た還(かえ)らず。
意味・・風はものさびしげな音をたてて吹き、易水の
流れは寒々として身にしみるようだ。壮士で
ある私は、一たびこの地を去って秦に行った
なら、二度と生きて帰ることはないだろう。
参考の詩です。
風蕭蕭(かぜしょうしょう)として易水寒し。壮士一たび
去って復た還(かえ)らず。
意味・・風はものさびしげな音をたてて吹き、易水の
流れは寒々として身にしみるようだ。壮士で
ある私は、一たびこの地を去って秦に行った
なら、二度と生きて帰ることはないだろう。
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