としどしの としはかたちに ゆづりやりて 心にとしは 
とらせずもがな
                    大屋裏住
               
(としどしの としはかたちに ゆずりやりて こころに
 としは とらせずもがな)

意味・・年毎に加える齢(よわい)は、外見の形の方にゆずり
    やって、心には年をとらせたくないものだ。

    肉体の老衰はまぬがれないものとしても、精神年齢
    はいつまでも若く、みずみずしくありたいと誰しも
    の願いを歌っています。
    「とし」と「と」の重複も快いひびきをだしている。

 注・・かたち=姿形。外貌。
    もがな=希望の助詞。

作者・・大屋裏住=おおやのうらすみ。1734~1810。日本
    橋の裏長屋に住み大屋をしていた。

出典・・万代狂歌集(小学館「日本古典文学全集・狂歌」)