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天橋立


これはこれはとばかりに花の吉野山    貞室

股のぞき女もしてる秋の海        内田康夫

(これはこれは とばかりに はなのよしのやま)
(またのぞき おんなもしてる あきのうみ)

意味(貞室)・・春の吉野山は今が盛りの桜で覆われている。
      そのみごとな景色を前にすると、ただこれはこれ
      はと感嘆するばかりで、あとに言葉も続かない
      ほどだ。

意味(康夫)・・秋の青空の下、遠くまで見渡され、天の橋立の
      景色が美しい。股覗きした人が「これはこれは」と
      感嘆しているのを聞いて、恥も外聞も気にせず、女
      性も股覗きを楽しんでいる。

      天の橋立で詠んだ句です。
 
作者・・貞室=ていしつ。安原貞室。1610~1673。紙商を営
    む。松永貞徳に師事。
 
作者・・内田康夫=1934~2018。推理作家。