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恋しけば 来ませ我が背子 垣つ柳 末摘み枯らし
我れ立ち待たむ
                 詠み人知らず

(こいしけば きませわがせこ かきつやぎ うれつみ
 からし われたちまたん)

意味・・そんなに恋しいのなら来て下さい、あなた。垣根
    の柳の枝先を枯らしてしまうほどに摘み取り摘み
    取りしながら、私はずっと門口に立ってお待ちし
    します。

    男の方からあなたが恋しい、お逢いしたくてたま  
    ません、といって来た返歌です。切実に待つ女心
    を詠んでいます。

出典・・万葉集・3455。