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                               葛飾北斎画

見渡せば 果てしも知れぬ 荒海も 渡らば渡る
道はありけり

(みわたせば はてしもしれぬ あらうみも わたらば
 わたる みちはありけり)

意味・・見渡してみると果てしなく続く荒れた海でも、
    渡ろうとすれば案外渡る道が見つかるものだ。
    人生も同じことである。

    絶体絶命のピンチ、誰でもそんな時はあるもの。
    周囲を見渡しても誰も助けてくれる人はいない。
    八方塞がりの極限に立たされることがある。そ
    んな苦しい状況の中で、頭を抱えて考えて見る。
    必死に悩み考え抜いた時、ふっと脱出の糸口が
    どこからか必ず見つかるものである。必ず方策
    はあるものである。暗闇で見つけた一筋の光。
    そのトンネルを抜ければ一段の飛躍が待ってい
    るはずだ。

出典・・斉藤亜香里著「道歌から知る美しい生き方」。