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日下江の 入江のはちす 花蓮 身の盛り人
ともしきろかも 
               赤猪子

(くさかえの いりえのはちす はなはちす みの
 さかりびと ともしきろかも)

意味・・日下の入江に今を盛りと咲く美しく咲く花蓮
    のような女盛りの人は羨ましいことです。

    古事記の物語で、川辺で衣を洗っているおり、
    行きずりの天皇に声をかけられ、お召しを待
    ち続け、嫁ぎもせず空しく老年を迎えてから、
    宮中に行って、天皇に会って詠んだ歌です。

    帰らぬ青春を偲ぶ老いの嘆きです。

 注・・日下江(くさかえ)=大阪・河内国にあった潟湖。
    ともしきろ=羨(うらや)ましい。

作者・・赤猪子=あかいこ。古事記の物語の登場人物。
    雄略天皇から結婚をしようと言われ、長年待つ
    がそのうちに老女となる。

出典・・古事記。