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                                四万十川

四万十に 光の粒を まきながら 川面をなでる
風の手のひら
                俵万智

(しまんとに ひかりのつぶを まきながら かわもを
 なでる かぜのてのひら)

意味・・四万十川、そのゆったりとした川の流れに日差し
    が明るく降り注ぎ、反射した陽光がきらきらと美
    しく輝いている。そよ風が、おだやかな川面をや
    さしくなでるように吹くと、川面には無数の光の
    粒が撒(ま)かれ、生き生きと煌(きらめ)いて
    いる。

 注・・四万十=四万十川。高知県と愛媛県境の山々の水
     を集めた清流。192㌔を流れ、土佐湾に注ぐ。

作者・・俵万智=たわらまち。1962~ 。早稲田大学卒。
    佐々木幸綱と出会い作歌を始めた。

出典・・歌集「サラダ日記」。