たのしみは 常に見なれぬ 鳥の来て 軒遠からぬ 
樹に鳴きし時      
                  橘曙覧 

(たのしみは つねにみなれぬ とりのきて のき
 とおからぬ きになきしとき)

意味・・私の楽しみはあまり見たことのない珍しい小鳥が
    やって来て、家の軒先近くの樹に止まってさえず
    るのを耳にした時です。

    時たま変わった鳥のさえずりもいいものです。
 
作者・・橘曙覧=たちばなあけみ。1812~1868。
 
出典・・岩波文庫「橘曙覧全歌集」。
 
感想・・珍しい鳥のさえずりだけでなく、珍しい人とのお
    しゃべりもいいものです。
 
    次の歌は、橘曙覧の独楽吟をまねて「楽しみは・・
    する時」の歌を詠んでメールマガジンで配送してい
    る破茶さんという方の歌です。
 
    「たのしみは 遠来の客 もてなして 次なる再会
     約束する時」
 
    長年逢わない人が、近くに来たのでといって訪ねて
    来た。一杯飲みながら懐かしい昔話に花が咲く事に
    なる。このような事は嬉しいことであり、またの再
    会の約束も楽しいことだ。
    人との心のこもったお付き合いをしていたおかげで
    す。
 
    常に見慣れぬ鳥が来るのも、長年会わない友が来る
    のも楽しいものです。